リスク許容度は人によって異なる。今の年齢から運用スタイルを考えよう
各金融商品が最悪の状況の時にどうなるのかを理解すること
多くの人は中途半端にしかリスクを考えていない
金融商品にはすべてリスクがつきものだが、その商品がどれくらいのリスクがあるのか把握しておくことが必要だ。特に価格変動に伴うリスクや、その商品が最悪の状況になった時にどうなるのかを理解することが重要である。例えば、日本の国債は、日本の信用が低くなれば大暴落する。株式は、その企業が倒産などすれば、紙切れ状態になる。投資信託は、資産が大きく目減りしてしまえば途中でぶん投げられて、まずほとんど復活することはなくなってしまう。
このような商品によるリスクの違いは、ほとんどの人は頭では分かっていても、中途半端にしか考えていないことが多い。これはとても怖いことなので、しっかりと認識しておかなければいけないだろう。
若い年代の人は借金を抱えない運用を
そうしたリスクをどこまで抱えることができるのか(リスク許容度)は、人によって異なってくる。資産運用は、誰でも同じ方法で行う必要はないし、理想の運用スタイルというものはない。つまり、自分がどこまでリスクを取ることができて、どういった運用スタイルで行えばいいのかを考えることだ。
ひとつの考え方として年齢がある。ライフステージにおける年齢層によって運用スタイルは異なってくる。ここでは、@20代〜30代半ば、A30代後半〜40代後半、B50代〜60歳手前、C60代以上、に分けてみる。自分か当てはまる年齢層を確認していただきたい。まず、20代〜30代半ばの人たちは、運用資金の枠をしっかりと決めることである。その中で資金が底をついたら、そこでおしまいにし、それ以外の資金には絶対手を出さないことだ。
この年齢層は、半分勉強のつもりでやってもらってかまわないが、ひとつだけ気をつけたいことがある。それは、「最終的なリスクはゼロ」で抑えるということだ。つまり、最悪、まったくなくなってもいいから、借金を抱えるまでの運用は絶対にしてはいけない。特に注意したいのは、FXなど証拠金取引の際、あまりレバレッジをかけすぎないよう只証拠金を厚めに用意して運用することである。
運用結果が求められるアラフォー世代
次に、30代後半〜40代後半の人は、社会人として脂が乗り切ってきている時期である。世の中や経済社会の仕組みや動向をそれなりに理解していると思うので、ある程度のリスク許容度を持って運用を行ってもいいであろう。ただ、その際の方法としては、I〜2つのみの運用ではなく、それ以上の分散運用を心がけたい。例えば、価格リスクと為替リスクを軸に金融商品を組み分けて、常にその枠からはみ出ないように資産のチェックをすることが重要である。この年代は、家族や仕事に対する責任のある立場の人が多い。
つまり、軽い気持ちで考えず、前向きに責任を持って資産運用を行う自覚を持つことが必要だ。20代のように、半分勉強ということではなく、一番力を入れて、ある程度の運用結果を出していくことが求められる。
一方、50代〜60歳手前のころになれば、そろそろ人生が見えてきているころだ。この時期は、リスクを少し抑え目にすることが大前提になる。また、いつまでもタラタラとやらず、いつまで運用を続けるのか期限を決めていくことが大切だ。60代以上になると、人によるが、頭の判断力が鈍る時期に差しかかってくる。また、つい意固地になってしまいがちなので、本格的な資産運用は控えたほうが無難だ。
以上のように、できれば60歳になるまでに、一応の資産運用を終えられることが望ましい。しかも、その時、総資産のうち、大半が運用資金だったという状態はまずい。総資産を100%とすれば、現預金が60%ベースにあるくらいが理想だろう。
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最新の為替情報に関して「FXをするなら米ドルに注目しよう」
昨日のNY市場は米ドル売り・円売りが優勢
米大手金融機関が原油先物相場の見通しを引き上げたことを受け、NY原油先物相場を中心に商品相場が総じて堅調となった事からリスク選好姿勢が強まった事が背景。ドル/円は82円台前半での揉み合いとなる中、ユーロ/ドルは1.4132ドルへ上昇し、この日の高値を更新。ユーロ/円も116円台前半へ上昇した。その後、米主要株価指数が前日比マイナス圏へ下落すると、一時ユーロを中心にした主要通貨は対ドル、対円で上値の重い動きとなった。
米財務省が実施した2年債入札が順調に入札された事が好感され、利回りが急低下。日米金利差が縮小するとの思惑から、ドル/円ではドル売りが優勢となり82円台前半から81円台後半へ下落。ドル/円の下落に連れて、クロス円は総じて軟調となった。
本日の東京市場は米ドルが主要通貨に対して堅調に推移
序盤、NY市場で81円台後半へ軟化したドル/円は、下落スタートとなった日経平均株価が一時前日比プラス圏へ反発した事や、本日5・10(ゴトー)日のドル不足観測などを背景に、仲値公示にかけて上値を伸ばす展開。一方、ギリシャのパパンドレウ首相及びソクラテス・ポルトガル首相が辞任するとの噂や、金・原油先物及びNYダウ先物が時間外取引で軟調に推移している事などが嫌気され、ユーロ/ドルは下落。ユーロ/円も上値の重い値動きとなった。
米ドル買い一巡後、ポジション調整と思われる米ドル売り戻しが持ち込まれ、ドル/円は前日NY終値水準へと緩やかに軟化した。序盤に発表された豪景気先行指数が前回を下回った事や、商品価格の軟調地合いなどを受けて、豪ドル及びNZドルは対円・対米ドルで共にジリ安基調となった。